当流も所謂古武術らしく、筋力ばかりに頼らない身体操作の獲得に重きを置いています。
と同時に、流れるような淀み無い動き(流水と形容します)の獲得も同様です。
これらの動きは、何も「古武術らしいから」そう動いているわけではありません。
筋力に偏らない動きはいくつかの利点があります。
・コンディションという概念を持たない
・加齢による衰えを軽減する
・無駄な体力の浪費を防ぐ
少なくとも上記の3つは、実戦に置いて非常に大きな要素となります。
流水の如し、は居つかないことに繋がります。
これらの複合的な制御のもとに実現される動きが、所謂「古武術的」に映るのでしょう。
ただしこれらの技術も現実に落とし込んだ稽古を踏まえて、初めて価値のあるものとなります。
これもよく言う事ですが、物事には虚と実があります。
武術の場合明快で、実は実力となります。
正しく用いることが非常に大事です。
そのような稽古も、当流でぜひどうぞ。
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