近年は女性の社会進出が図られていますね。
労働人口の減少が危惧される現代日本にとっては良い事であると同時に必要なことだと思います。
しかし実態としてやはりまだまだ社会は男性主導です。働きにくさを感じる女性は多いことでしょう。
現代においては、女性は女性なりの強さというものを求められています。
強さというものは、男女限らず自然に備わるものではありません。
自己の成長に伴い身につけていくものです。
強ければこそ余裕、許し、肝要さ等様々な「強さ」を持つことができます。
これらを無理に発揮しようとすると自分が苦しいだけです。
発揮できるだけの土壌があってはじめて。
女性に求められる強さとはなんでしょうか。
それは柳のような「しなやかさ」であると考えます。
正面からぶつかるのではなく、相手を押し戻すのでなく、時には受け入れ、時には受け流す。相手を不快にしない事が、つまりは自分も不快にならない唯一の道です。
女性は男性に比べ感受性豊かで共感力に優れます。
それ故、受け入れる部分と受け流す部分のバランスが肝心です。
これが武術で言う「中庸」に繋がります。
武術は実戦を重視するものです。スポーツではありません。
どんな時も最適な手段を用いて自身を護ります。
それ故の護身術です。
女性が単純な腕力に頼った動きでは、どう鍛えても同じように鍛えた男性にはかないません。
ですが女性らしいしなやかな心と身体の働きを用いれば、必要な強さを得られます。
女性は武術を護身としなやかさを得るために活用して頂ければ幸いです。
それが現代の女性の活躍を支える助けになれば幸いです。
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