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古武術「甲州流柔術」の術技の特徴について。

百聞は一見に如かず。研究動画はご覧頂くとしても、少しは解説も無いと分かりにくいですね。

 

当流の術技について。その特徴を簡単にまとめてみました。

 

●合戦で活躍。刃物を想定した立ち回り。

当流の構えの特徴は、半身をきり手の甲を相手に向ける姿勢にあります。

甲冑であれば甲があります。無くても刃物から太い血管を守ります。

また様々な理由から突きを捌きやすく、不意の攻撃にも備えやすくなります。

その為、浮き足立たず滑るような運足。背筋を正し、重心を常に真下に落とす。

この様な身体の使い方も重視します。

 

●立ち回りの心構え

大より入りて小に至る。ということで、同じ効果が得られるのであれば、より小さく、より弱く、より遅く動きをとります。理由はいくつかあります。

 

・無駄な体力を使わない

・相手を落ち着いて観る為

・体を崩さない為

・加齢と共に自身から失われていくような術技にしないため

 

●当身の意味と捕手

身を当てると書きます。極端に言えばタックルも当身。当流は腕力に頼らず、体の移動、半身の切り替え、踏み込み等様々な効果的な動きで当身の力を引き出します。

捕手にしても「気」を使って投げる、という様な抽象的な話ではなく、人体の構造に基づいた力学的な動きですので、学べば必ず相応の効果が得られます。

 

●立合いの稽古を重視します、が怪我のないよう練度に合わせてのびのびと

当流は武術です。礼儀作法の習得や術技の継承等を目的にしているわけではなく、端的に言えば門人の皆様に強くなって頂くために修練します。その為には実践的な稽古は欠かせません。そして私の自慢は、立合いの稽古において、門人の方に怪我をさせた事は一度もありません。

 

以上を踏まえ、再度動画をご覧頂くと面白いかもしれません。

ぜひご覧下さい。

 

 

東京 新宿 古武術・古武道・剣術等の武器術を学べる道場「甲州流柔術」

師範 埴原有希士