無手の技術、所謂「格闘技」について考えます。
当流は自身が無手であっても、相手方の武器や刃物の使用を想定した技術です。
構えや身の捌きにその特徴があります。
実戦というものは、当然ながら審判やリングや時間制限はありません。
その為以下のような考え方が必要になります。
・いかに相手の攻撃をかわすか。
・かわした後に、相手を制する準備が出来ている立ち回り
・地の利を活かす。その為周囲の状況や環境を観察する
・平静を保つ
上記のみではありませんが、分かりやすいものを挙げました。
当流は実戦に役立つ優れた技術が存在すると自負がありますが、技があってもそれだけでは実用に耐えません。
実戦に役立つ格闘技として捉えたとき、次の要素が重要です、
・技の反復練習
・立合い(組手、乱取りに相当)による実戦的稽古
・身体の鍛錬
・精神修養
武術はすべからく「心・技・体」の調和のとれた鍛錬を行うべきであると考えます。
また、武術は総じて「慣れ」の部分もあります。
そのための鍛錬です。
東京 新宿 古武術・古武道・剣術等の武器術を学べる道場「甲州流柔術」
師範 埴原有希士
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