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古武術に必要な身構えと気構えについて

立合に際しては誰しもが緊張します。自然と気負い、意気込み、身体と心の自由を奪われます。当流では流水の如く、自然な動きを目指します。

 

立合においては、拘りが動きの自由を奪います。決め付けず、在るがままに受け止め、常に最適な対応が出来る心構え、身構えが肝要です。心構えにも通ずることですが、相手と向かい合う際に、その威容にばかり目を取られ、萎縮することもあるかと思います。ですが人は皆違う。優劣ではなく持ち味と捉えます。小兵なりの有利が良い例。持ち味とするためには相応の工夫と努力が必要です。自身が劣っていると捉えるのでなく、自身に出来ることを考え強みとします。また、実戦はスポーツでは当然ありませんし、ルールも無ければ審判もおりません。相手が何をしてくるか、何人いるのか、予想してもしきれない状況もあります。その様な場合にこそ、「観の目付」で広く観る事が肝要です。

 

偏らず、拘らず、常に中庸な気構えと、それを可能にする身構えが、当流の目指すところです。

 

東京 新宿 古武術・古武道・剣術等の武器術を学べる道場「甲州流柔術」

師範 埴原有希士