敵は作るものでなく、利害が完全にぶつかった時に発生するものです。
必要もないのに、無駄に敵を作ってしまう方がいます。
・態度が横柄、威圧的
・人の話を聞かない
・決めつけや固定観念
・差別的
等その理由は様々です。
敵と言うと大げさに聞こえるかもしれませんが、味方ではないと定義すれば意外と広くなりますね。
「この人苦手だな」
「あまり関わりたくないな」
と思われるだけでも、イコール敵ではなくても、もう味方とも言えませんね。
情けは人のためならず とはよく言ったもので。
武術は相手を打倒し勝ち誇る為にあるものではありません。
結果そうなる事はあっても、その意識や思想が有る無しで得られるものが大きく変わります。大きな意味では、自己や親しい人々を守るため。そこから拡大解釈的ではありますが、和を求める思想に入っていきます。
相手に切先を向ければ、自身にも向けられますよ。
当然切先を向けられれば、自身も向け返しますね。
武術は、その時切先を向け返さずに済む方法、もっと言えば向けられずに済む方法を学ぶものと考えてください。
抽象的な話になりましたが、これが当流の思想及び心構えの一つです。
東京 新宿 古武術・古武道・剣術等の武器術を学べる道場「甲州流柔術」
師範 埴原有希士
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